海外から部品を調達される際に、最も懸念されることの一つとして、「不具合品発生の際の対応」が挙げられるのではないでしょうか?
私の社歴でも相当数そんな苦労を目の当たりにしてきたのですから、日本国内の関係者の方々は、これまでどれだけ苦労されたことでしょう・・
昨今は単価勝負が当たり前ですので1円でも安くするために、”売り切り”と呼ばれるような在庫販売のみに特化した商社さんも相当増えていると思います。
一方、それじゃあ用途によっては検討すらできないという方は、名の知れた大手メーカーの安心できる製品を探されるので、よくわからないし聞いたことのない海外メーカーは、安心して使えないから最初から視野にいれない、という声も聞いたことがあります。。
国内メーカーですと特に、’ジャパンクオリティー’とはよく言ったもので、手厚いサポートや特別に速い返信などをしてくれるイメージがありますよね。そして実際そうなんだろうと思います。
実は、答えは「No」なんです!
もちろんメーカーによってスタンスが違うので、保証期間の長さだったり、解析してくれるならどういったレポートが出てくるのか、解析はせずに交換や返品の対応だけなのか?、など細かい点は都度確認が必要ですが、私が携わってきた中では、どのメーカーも依頼を最初から無視するところはなく、親身に対応してくれています。
不具合品発生の際の対応は、皆さんが想像する一般的な流れと同様になります。
お客様に頂いたレポートを基にメーカーでも不具合品の解析をし、その内容・結果・今後の対策についてレポートを提出。
メーカー推奨条件を守ったうえでの不具合に関しては、良品との交換対応とさせていただくことが多いです。
初期不良品はもちろんのこと、お客様の使用条件によっては正常に使えないとご指摘を受けることもありますが、どちらの場合にも真摯に対応させていただくケースがほとんどです。
そうは言っても、もちろん一筋縄ではいかないこともしばしば。汗
お客様が求めるレポート内容の詳しさとか、理にかなった結論を得られないときにはメーカーへの交渉をするのですが、文化的にというか考え方のちがいで、なかなかそれをゲットしてもらえないことも多く、わかりやすい伝え方で、且つ順序立てた冷静な説明をしながら、落としどころを見つけていく必要があるのです。
ここがとても大変。
そういうときに重要なのは、闇雲に依頼するのではなく、「これに対応した方があなた達にこういうメリットがあるから〜」とか、「今後の拡販のために私達を助けてくれ〜」という感じで訴えていくことです。笑
いろいろと工夫も入れながら根気よく交渉を進めていくことで、必ずお客様にとっても納得のいく結果を提供できると信じていますし、それをお手伝いできるのが私達日本ミックなのではないかなーと日々感じています。
価格や納期でお困りの方は、ぜひこの機会にアジアのニッチなメーカーを検討してみてはいかがでしょうか??