入社をしてから有難いことに、私自身本当にたくさんの問い合わせ対応に携わっているわけですが、試作段階から注文確度が高まってきたり、はたまた納めた後に不良などの問題が発生すると必ずと言っていいほど技術的な問い合わせへの対応などが求められます。
しかし、以前お話したように理系のことには関わらない人生を送ってきたもので、技術部の方からもらう問い合わせ内容の意味が全然わからなかったり、メーカーにやっとの思いで問い合わせてもわかってもらえなかったり、誰にどう相談したらいいんだーと嘆くことも少なくありませんでした。
また、「電気が通らない」という事象を確認するにも社内では対応することができず、どんな小さな現象でも毎回メーカーに説明をして国際輸送をして検査して、戻ってきて提出したらやっぱりだめだと、また再検査の繰り返しだったり…。
「これではいかん、技術力を上げよう!」と目標を決めて、自分たちで勉強してみたり、先生を呼んで勉強会を実施してみたり…いろいろな方法を試し考えてはみましたが、わかることは全然増えず。
そりゃあそうですよ、そんなすぐに理解できるものではありません。
いつまで経ってもこの状況は抜け出せないのか・・・?もう他の人たちにやってもらうしかない・・・!
こうして当社では、今年度から、当社常駐の技術顧問の採用と、検査も可能な外部機関との技術顧問契約を始めました!!
常駐の技術顧問は、技術的な内容(仕様やその資料)についてはもちろん、工場監査、品質管理などの経験も豊富なため、海外メーカーの事情もよく理解しており、どういう資料を用意したらいいか、何が役立つ情報なのかというマーケティング的な部分も相談させてもらったり、お客様とのやり取りで、ちょっとした文言の意味がわからなかったり、どういう風に伝えたらいいか?なんてこともすぐにその場で解決できます。
外部機関としては、「横浜モジレート」という電子部品の不良解析や検査、試験、さらには設計組み立てなども可能な会社と、顧問契約を結びました。
お客様から技術的な問い合わせを受けた場合や、具体的な検査をして資料を提出しなければならない場合、なかなか落としどころを見出せず、どのように対処していいか判断が難しい不具合解析依頼があった場合などにアドバイスをもらうことができます。
さらには、もっと詳しい検査が必要な場合にもその先の第三者機関に別途お願いすることも可能で、多岐に渡った内容で検査することができます。
こうした相談窓口になってくれる人たちがすぐ身近にいることで、私のような者は、よりお客様の営業的な対応に注力していけるようになりますし、スピーディーでより品質の高い情報をお客様へ提供できるようになったのです…。
「アジアメーカーindex」のサイトももう少しで出来上がり、これからますますパワーアップした日本ミックになっていきますので、海外メーカーのお困り事はどんどんご相談くださいね。